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「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」 昭和41年(1966)12月17日 公開/併映「これが青春だ」 観客動員数421万人 南洋で遭難した兄・弥太の無事を信じる良太は、上京しヨットが賞品であるダンス大会の会場で市野と仁田という二人と出会う。三人はヨットハーバーへ行き、そこで吉村という男のヨットに乗せてもらい港を出航する。だが、吉村はヨットの持ち主ではなくなんと金庫破りだった。 珍しく「巻き込まれ型」でゴジラが登場する作品。エビラも珍しくストレートな「エビ怪獣」の造形である。この作品中では、ゴジラは加山雄三「若大将」の真似を披露してみせる。ゴジラが好意を示す島の娘を演じるのは水野久美。尚、この作品から小美人をザ・ピーナッツに代ってペア・バンビが演じている。 |
ゴジラ・・・・・・・・・・中島春雄 エビラ・・・・・・・・・・関田裕 吉村・・・・・・・・・・・宝田明 良太・・・・・・・・・・・渡辺徹 弥太・・・・・・・・・・・伊吹徹 市野・・・・・・・・・・・当銀長太郎 仁田・・・・・・・・・・・砂塚秀夫 ダヨ・・・・・・・・・・・・水野久美 「赤い竹」司令官・・田崎潤 竜尉隊長・・・・・・・平田昭彦 小美人・・・・・・・・・ペア・バンビ 製作・・・・・・・・・・・田中友幸 監督・・・・・・・・・・・福田純 特技監督・・・・・・・・円谷英二 脚本・・・・・・・・・・・・関沢新一 |
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「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」 昭和42年(1967)12月16日 公開/併映「君に幸せを」 観客動員数309万人 南海の無人島・ゾルゲル島で、楠見博士を中心としたグループは合成放射能ゾンデによる「ゾルゲル島シャーベット計画」を実行しようとしていた。だが謎の怪エネルギーにより実験は失敗し、島は異常な高温に包まれた。 シリーズ8作目にして登場するゴジラの息子ミニラ。ミニラを特訓するゴジラなど娯楽に徹した演出がなされているが、オール操演による怪獣、カマキラスとクモンガの動きは特筆すべきものがある。前田美波里演じるサエコの脚線美にも特筆すべきものが(^_^;)。 |
ゴジラ・・・・・・・中島春雄、大仲清治 真城伍郎・・・・・久保明 製作・・・・・・・・・・・田中友幸 |
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「怪獣総進撃」 昭和43年(1968)12月20日 公開/併映「海底軍艦」「海ひこ山ひこ」 観客動員数258万人 20世紀末、人類は小笠原に怪獣ランドを建設、ゴジラをはじめとする怪獣達はそこで平穏に暮らしていた。だが、ある日正体不明のガスが小笠原島を襲い、続けて怪獣達が世界各地に出現し暴れ始めた。これらは全てキラアク星人の陰謀で、怪獣達、そして怪獣ランドの職員達は全てキラアク星人のコントロール下にあったのだ。宇宙ロケット・ムーンライトSY-3の乗員山辺は、恋人である怪獣ランド職員杏子を助けるが、東京は怪獣達に蹂躙される。山辺は怪獣たちのコントロール装置を破壊するためムーンライトSY-3で月に向かう。山辺たちがキラアク星人を倒し、コントロール装置を破壊したのを受けて、富士の裾野につくられたキラアク星人基地に人類の反撃が始まる。そこにキングギドラが現われるが、団結した怪獣たちの敵ではなかった。 東宝怪獣映画20作目を記念して作られた大作で、登場する怪獣も11体と超豪華である。特にアンギラスは「ゴジラの逆襲」から13年目のカムバックである。作品中に登場するムーンライトSY-3は、メーサー車と並ぶ東宝メカニックの傑作。尚、キラアク星人とは「吉良・悪」であるらしい。 |
ゴジラ・・・・・・・・中島春雄 山辺克男・・・・・・久保明 製作・・・・・・・・・・・田中友幸 |
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「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」 昭和44年(1969)12月29日 公開/併映「巨人の星・ゆけゆけ飛雄馬」「コント55号 宇宙大冒険」 小学2年生の三木一郎は、気弱でいつもいじめられていた。彼の唯一の楽しみはおもちゃ作り。そして彼の相手になってくれるのは、同じアパートに住む玩具のアイデアマン・南信平だけだった。ある日、一郎は空想の世界で怪獣島へ辿りついた。そこでは、ミニラが一郎と同じように怪獣ガバラにいじめられていた。翌日、一郎は偶然に強盗が落した免許証を拾ってしまう。強盗に捕まってしまった一郎はまたも怪獣島へ思いをはせる。ガバラにいじめられていたミニラは、必死でガバラに立ち向かい、そして遂にガバラをやっつける。ミニラの勇気に元気づけられた一郎は、二人組みの強盗に消火器で立ち向かい、危機から脱する。 東宝特撮映画が初めて子供をメインに据えて製作した作品。怪獣映画が好きな少年が主人公となり、怪獣達は夢の怪獣島に住むというメルヘンティックな設定となっている。予算のせいか、ガバラ登場シーン以外は、旧作のライブフィルムが使用されている。 |
ゴジラ・・・・・・・・・・中島春雄 三木一郎・・・・・・・・矢崎知紀 製作・・・・・・・・・・・田中友幸 |